分科会
- 分科会
[時 間]11:00~14:00
[会 場]高岡市内各地(中継・録画)
[解説者]
仁ヶ竹 亮介 氏 (高岡市立博物館 副主幹学芸員)
相本 芳彦 氏 (フリーアナウンサー、高岡地域文化財等修理協会)
[テーマ]ピンチをチャンスに変えよう~高岡町民に学ぶ心意気~
[概 要]
高岡の歴史に目を向け、日本遺産に認定された「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡―人、技、心―」と「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間(北前船寄港地・船主集落)」を中心に、高岡の町民が幾多の困難を乗り越え、ピンチをチャンスに変えてきたストーリーから、目の前のコロナ禍が渦巻くピンチを地方が輝けるチャンスと捉え、未来を切り拓いていくヒントを感じていただける内容になります。
高岡が誇る有形無形の魅力を、メインストーリーと4つのコースに分かれての中継を通して、分かりやすくお伝えします。
・ルート①奇跡の城 高岡城 (高岡城跡・瑞龍寺)
・ルート②千年の港 伏木(勝興寺・女岩荘)
・ルート③伝統と革新の町(高岡市鋳物資料館)
・ルート④町民の心意気とものづくりの職人魂(高岡御車山会館)
北陸高岡は、400 年余り前に加賀前田家二代目前田利長が建てた「高岡城」を核とする城下 町である。しかし築城から、わずか 5 年で利長は亡くなり、折りからの一国一城令によって 城は廃城、家臣団は金沢へ戻り、加越能各地から集まった町民たちは離散を始めた。 こうした中、戦乱の時代から安定の時代へのパラダイムシフトを感じ取った 三代目前田利常は、町民の移動を禁じ、高岡を商工業都市へと変貌させた。 町民の自治が許され、町の産業構造そのものがリノベーションされた。 江戸後期、高岡は北前船交易などで全国の米相場、綿相場に影響を与え、工業の分野では全 国最大の鋳物集団を擁するに至った。